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前にも書きましたがいろいろな事情でOM-1の手持ちの機材に復活させることにしました。
で、入手してきたのがこの個体 いったって普通の個体です。 大きな傷はなく、いかにも「お父さんが休日に使ってました」というような外観です。 軍艦部を上から見てみるとこんな感じ OM-1と控えめに主張しているのが、ライカフレックスのようでいい感じです。 MO-1には ・M-1 ・OM-1(前期型) ・OM-1(前期型・モードラ/ワインダー改造) ・OM-1MD ・OM-1(後期型) ・OM-1N の6つのバリエーション^1が存在します。 で、今回してきた個体はワインダー非対応の初期型の無印(S/N:472263)です。 本当はM-1が欲しかったんですけど、中身が全く同じなのに 文字が一つ多いだけで2桁くらい値段が違うので今回は断念。 ここからが本題なのですが、この個体超がつくほど純正状態 フォーカシングスクリーンも標準のマイクロマットの1-1。 このスクリーンだと、センターにあるマイクロプリズムとマットを使って ピント合わせをすることになるのですが マイクロプリズムではピントの合致状態の表示が小さく見にくい上に F5以上の暗いレンズだとマイクロプリズムがブラックアウトするという欠点が・・・ ということで、スクリーンの交換をすることに。 ・1-2…ブラックアウトがF8以上 ・1-3…マイクロプリズムではなくスプリットプリズム&ブラックアウトがF5.6以上 ・1-13…中央にスプリットプリズム、その周辺がマイクロプリズム の3つが候補になります。 この3つの中で一番お気に入りは1-13。ただ、単品で入手するのは面倒&高値・・・ ということで、スクリーンに互換性^2のある&1-13スクリーンが標準のOM-10からスクリーンだけ移植することにしました。 これがドナーとなったOM-10。 絞り連動用のフッ素コーティングされた特殊糸が馬鹿になっているため使い物にならず、 部屋の片隅でオブジェになっている個体です。 OM-10は「壊れて実用にならないが外装はきれい」な個体が安く売られているので オブジェ&OMの兄弟間共食い整備のドナー^3におすすめです。 まずは、マウント部分を分解 こんな感じにばらすのですが、できれば軍艦部のカバーも外してしまった方が操作性はいいです。 が、かに爪がいるのであまりお勧めはしません。 次にマウントの内側の上部にある扇型のプレートを剥がします。 ゴム系の接着剤で止めてあるので、ちょっとやそっとの力では剥がれません。 その後、スクリーンを止めている金具をゆるめて、 スクリーンを外します。 外したスクリーンを並べてみるとこんな感じです。 左がOM-10から外した1-13、右がOM-1から外した1-1です。 傷つけないよう慎重にOM-1に1-13を挿入して、留め具を戻せば作業完了です。 OM-1改 & ZUIKO MC AUTO-ZOOM F3.6 35-70mm で、完成した個体がこれです。レンズはちょっと珍しいF3.6通しを選択してみました。 レンズもボディと一緒に処分したので、これからちょこちょこと増やしていくことにします。 ^1 M-1はOM-1前期型を、OM-1後期型はOM-1MDを名称変更したもの。また、OM-1のモードラ改造はOM-1前期型を種機としているため、実質バリエーションは3つ。 ^2 1互換性のあるのはサイズだけ。OM一桁用の純正品には交換の際に専用ピントセットでつまむためのバリがついてます。OM-1←OM-10の片側互換。 ^3 プリズム、巻き上げレバー、マウントリングの3つが特におすすめです。 PR |
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